福音を語り続けよう(マタイ10章26~33節)【週報巻頭言】2024年2月25日
人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。(マタイ10章26、27節)
「覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない」とありました。私たちが、イエスさまから聴いたことを、福音を語っていこうとしても、それが覆われてしまったかのように、隠されてしまったかのように思えることがある。私たちは、世にあっては、小さな群れです。私たちがどんなにイエスさまを伝えても、福音を語り伝えても、それは小さく、弱々しくしか聞こえないかもしれない。世の中の大きな声にかき消されてしまうように思えるかもしれません。しかし、主は、そうではないのだ、と言われるのです。「覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない」。この言葉から、私は、旧約聖書・イザヤ書55章の言葉を思い起こします。
わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり/わたしの道はあなたたちの道と異なると/主は言われる。
天が地を高く超えているように/わたしの道は、あなたたちの道を/わたしの思いは/あなたたちの思いを、高く超えている。
雨も雪も、ひとたび天から降れば/むなしく天に戻ることはない。それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ/種蒔く人には種を与え/食べる人には糧を与える。
そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も/むなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げ/わたしが与えた使命を必ず果たす。(イザヤ55章8~11節)
神さまの言葉は、むなしくもとに戻るようなことはないのです。神さまの言葉は生きて働いて、神さまのみ心が必ず行われるのです。私たちに神さまが託してくださった福音、福音そのものが生きて働かれることを信じていきましょう。
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