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弱さを知ることから始まる信仰(一コリント9章19~27節)【週報巻頭言】2025年3月23日

パウロは、「弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです」(一コリント9章22節)と語られていました。「弱い人」というのは、信仰の弱い人ということが言われているようです。すぐに人の言葉に振り回されてしまったりして、信仰が揺れ動いてしまう人のことです。私たちは、信仰が弱くてはダメだ。信仰が強くならなければならない、と考えると思います。けれども、私たちは、みんな最初から、信仰が強いというわけではなかったと思います。いろいろと心が揺らいでしまったり、ちょっとしたことでつまずいてしまったりしたことがあったと思うのです。そういう私たちですが、信仰の先輩方に支えられ、祈られ、アドバイスを受けたりしながら、少しずつでも、成長してきたのではないかと思うのです。ある方は、信仰を持って以来、礼拝に欠かさず、出席していました。そのことである時、「あなたは信仰の強い人ですね。ご立派です」とほめられたそうです。すると、その方は、このように言われました。「私は弱い人間です。イエスさまに守っていただかなければ、信仰生活を続けることなんてできません。弱いからこそ、教会に、礼拝に来続けているのです」。自分が弱いからこそ、イエスさまにつながり続ける。本当にそうだと思います。私たちは、イエスさまに守っていただいて、また信仰の先輩方、信仰の友らの祈り、支えによって、信仰生活を続けていくことができるのだと思います。自分の弱さを知らず、自分は信仰が強いのだ、と自分を誇っているようなことがあるならば、それは、神さまから遠く離れてしまっている状態ではないかと思います。自分の弱さを知ること、認めること、そこから信仰は始まるのです。主につながっていなければ、私たちは何もできないのです(ヨハネ15章4、5節)。

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