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神の言葉によって変えられた人ヨセフ(マタイ1章18〜25節)

神の言葉を聴き、変えられた人ヨセフ。ヨセフに起こったこの出来事は神の出来事、それも神の救いの出来事と知り、ヨセフは変えられたのでした。
ヨセフは律法に忠実な「正しい人」(19節)でした。マリアに起こった出来事を姦淫の罪と考え、深く悩んだことでしょう。この時点ではマリアの「受胎告知」(ルカ1章26〜38節)は知らされていなかったようです。いずれにしても、ここではヨセフに焦点が当てられています。ヨセフとしてはマリアを愛するがゆえにマリアが苦しみを受けず(姦淫の罪による罰を受けず)生きるためにどうするかを考え、彼は「ひそかに縁を切ろうと決心した」のでした。
ところがそこに主の天使の、つまり、神の語りかけがあったのです。そのことにより、ヨセフの霊の目は開かれました。ヨセフは神の言葉を信じました。そのことが24、25節に表されています。「ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。そして、その子をイエスと名付けた」(24、25節)。
ヨセフは神の言葉を信じ、マリアの妊娠は聖霊による出来事、すなわち、神の出来事と受け入れたのです。神の言葉をそのままに信じることによってヨセフは悩みから解放されました。神の言葉に聴く時、その人は変えられ、神の最善に生きる者となるのです。

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