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主に対する信頼から聞く(マルコ4章1〜12節)

 そこで、イエスは言われた。「あなたがたには神の国の秘密が打ち明けられているが、外の人々には、すべてがたとえで示される。それは、/『彼らが見るには見るが、認めず、/聞くには聞くが、理解できず、/こうして、立ち帰って赦されることがない』/ようになるためである。」(マルコ4章11、12節)
 このイエス様の言葉を読むと、たとえというのは、分かりやすく、理解しやすくするためのもの、ということではないことが分かります。11節には「あなたがたには神の国の秘密が打ち明けられているが、外の人々には、すべてがたとえで示される」とあります。「あなたがた」というのは、イエス様の十二弟子とその弟子たちと一緒にいた人たちのことです。その人たちには神様の国の秘密が打ち明けられている。しかし、外の人々には、すべてがたとえで示される、というのです。これを読むと、たとえというのは何かベールに隠されたもの、包まれたもののように思えます。そして、イザヤ書6章9、10節の言葉が引用されます。
 「聞くには聞くが、理解できず」とあります。イエス様は「よく聞きなさい」(同3節)、「聞く耳のある者は聞きなさい」(同9節)と言われました。ところが、ここでは聞いても理解できない、ということが言われています。先ほど、良い関係を結びたかったら、相手の言葉に耳を傾けること、と言いました。でも、ただ耳を傾ければ良いとか、聞けば良いというものでもありません。聞くことに心が伴わなければ、なかなか理解できません。
 私たちが神様の言葉を理解するのもそうです。神様に対して、心から聞いていく、自分の心を開いて聞いていく。すなわち、神様に対する信頼ということが大事なことです。「聞くには聞くが、理解できず」、神様への信頼がなければ、理解できないのです。「よく聞きなさい」、「聞く耳のある者は聞きなさい」、それはイエス様への、主への信頼を持って聞きなさい、ということです。

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