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【週報巻頭言】2021年7月18日 復活を信じる(一テサロニケ4章13~18節)

「兄弟たち、既に眠りについた人たちについては、希望を持たないほかの人々のように嘆き悲しまないために、ぜひ次のことを知っておいてほしい。」(一テサロニケ4章13節)

「希望を持たないほかの人々のように嘆き悲しまないために」とあります。ここで言われている「希望」とは、イエスさまが私たちにお与えになる希望です。そのことを知らない、信じない人たちと同じように、嘆き悲しまないように、とパウロは言います。そして、次の14節には、その希望について語られています。

「イエスが死んで復活されたと、わたしたちは信じています。神は同じように、イエスを信じて眠りについた人たちをも、イエスと一緒に導き出してくださいます。」(同14節)

イエスさまの復活、このことについては、イエスを主と信じている方なら、誰もが、私たちは信じている、と言うでしょう。イエスさまは十字架にかかって死なれたが、三日目に復活された。これが復活信仰というものです。しかし、復活信仰というのは、イエスさまが死んで復活された。このことを信じるだけでは不十分なのです。それだけでは復活信仰の半分だけを信じていることになるのです。ここでパウロは、もう一つ大切なことがあることを語ります。「神は同じように、イエスを信じて眠りについた人たちをも、イエスと一緒に導き出してくださいます」。神さまはご自分のみ子であるイエスさまを復活させたように、イエスさまを救い主と信じて、亡くなった人たちも、イエスさまと一緒に導き出してくださる。つまり、イエスさまを信じて、亡くなった人たちも、復活させてくださる。彼らも救いにあずかるのだ、と言うのです。そして、私たちに与えられている復活の恵みとはどういうものか、17節にこのように語られています。

「このようにして、わたしたちはいつまでも主と共にいることになります。ですから、今述べた言葉によって励まし合いなさい。」(同17、18節)。

復活、永遠の命、それは、私たちはいつまでも主と共にいる、ということです。先に亡くなった人も、後で亡くなった人も、今、生き残っている人も、主を信じる者はみんなこの恵みにあずかるというのです。復活の希望、この言葉を信じて、互いに励まし合うように、とパウロは言います。この「励まし合いなさい」という言葉は「慰め合いなさい」とも訳すことのできる言葉です。私たち教会は励まし合うことのできる群れです。慰め合うことのできる群れです。なぜなら、この言葉を持っているから、この言葉を信じているからです。

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