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【週報巻頭言】2020年9月6日 神の武具を身に着けよ(エフェソ6章10~24節)

「だから、邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音を告げる準備を履物としなさい。なおその上に、信仰を盾として取りなさい。それによって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。」(エフェソ6章13~17節)

神さまの武具、それは真理、正義、平和の福音、信仰、救い、神さまの言葉です。私たちがこれらのものを身に着けるように、と言われています。ところでここに真理とか、平和ということが出て来ました。私たちはどうでしょうか。自分は神さまの側に立っていて、いつも愛と平和、真理を求めて生きています!そのように言うことができるでしょうか?また、私たちの生きているこの世界、世の中はどうでしょうか?

私たちの現実は戦いや争いがあります。世界の情勢を見ると、各地で戦い、争いが絶えません。その原因は何でしょうか。ヤコブの手紙4章1節に「あなたがた自身の内部で争い合う欲望が、その原因ではありませんか」とあります。「あなたがた自分の内部で争い合う欲望」とは、自分さえよければよい、という自己中心、エゴイズムのことです。そういう考えこそは戦いや争いの原因なのです。ヤコブの手紙4章7、8節にはこのようなことも書かれています。「だから、神に服従し、悪魔に反抗しなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げて行きます。神に近づきなさい。そうすれば、神は近づいてくださいます」。

私たちが聖書の言葉を読むとき、自分の心、考え、生き方は神さまの求めておられることと同じだろうか、それとも自分の欲望ばかりが優先されているのではないだろうか、と自分の心の中を点検し、吟味することは大事なことです。神さまの武具を身に着けなさい。そのことが、このヤコブの手紙では、神さまに服従しなさい、神さまに近づきなさい、と言われています。私たちも神さまに従う者、神さまのみ心を深く知る者でありたいと思います。

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