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2020年12月6日 主日礼拝(朝・夕拝)説教 「お言葉どおり、この身に成りますように」


聖書―ルカによる福音書1章26~38節
(はじめに)
 先週の日曜日から世界バプテスト祈祷週間ということで女性会の方々が作ってくださった「祈りのカレンダー」を使って祈りました。ビデオレターで近況を伺いましたが、インドネシアの野口宣教師ご夫妻、カンボジアの嶋田宣教師ご夫妻、ルワンダの佐々木さん、シンガポールの伊藤先生、それぞれのお働きをおぼえて引き続き、お祈りください。国外伝道、国内における協力伝道のために祈りましょう。また同じく先週の日曜日からアドベント、待降節に入りました。神さまがご自分のみ子であるイエス・キリストを私たちにお送りくださったことをおぼえ、イエスさまに出会う方々がありますように祈り、お伝えしていきましょう。

(聖書から)
 今日は受胎告知で知られる聖書の箇所をお読みしました。天使がマリアにあなたから救い主がお生まれになります、と伝えた箇所です。
1:26 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。1:27 ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。
 「六ヶ月目」というのは何かと言いますと、マリアの親類の関係のエリサベトの夫であるザカリアに天使がエリサベトに子供が生まれると告げてから六ヶ月ということです。エリサベトについては、「エリサベトは不妊の女だったので、彼らには、子供がなく、二人とも既に年をとっていた」(7節)とあります。ですから、ザカリアは自分の妻に子供が生まれると聞いても、信じられず、天使にこのように答えました。「わたしは老人ですし、妻も年をとっています」(18節)。しかし、天使というのは神さまの言葉を伝えるという働きをする者ですから、天使が告げた言葉というのは神さまの言葉です。その言葉は実現して、「その後、妻エリサベトは身ごもって、五か月の間身を隠していた」(24節)ということです。
 それから六ヶ月目のこと、今日の箇所では天使の名前も記されていますが、天使ガブリエルがナザレというガリラヤの町に神さまから遣わされた、ということです。それはダビデ家のヨセフのいいなずけ、婚約者であるおとめマリアのところに遣わされた、ということです。天使がマリアに伝えた言葉はこのようなものでした。
1:28 天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」
「おめでとう」と天使は言います。おめでとう。今はアドベント、クリスマス・シーズンです。クリスマスの挨拶として知られているのは、メリー・クリスマスです。これは日本語ではクリスマス、おめでとうございます、と言います。でも考えてみると、何がおめでたいのでしょうか?クリスマス・ケーキが食べられるからでしょうか?クリスマス・プレゼントをいただけるからでしょうか?素朴な質問ですが、すぐに答えるのは難しいかもしれません。
 マリアも「おめでとう」と天使から言われても、戸惑ったようです。その様子が29節に記されています。
1:29 マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。
 天使は「おめでとう」とだけ言ったわけではありません。その後には「恵まれた方。主があなたと共におられる」という言葉が続いています。なぜ、マリアはおめでたいのか?恵まれた方と言えるのか?それはちゃんと理由があります。「主があなたと共におられる」から、というのです。神さまがあなたと共におられます。だから、あなたは恵まれた方なのです。おめでとう!と天使は言うのです。
 私はこのマリアと天使の会話を読んで、天使は私たちには何と言うのだろうか?と想像しました。私は、天使は私たちにも同じことを言うのではないか、と思いました。私たちにも「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」。でも私たちもマリアと同じように戸惑うのではないでしょうか?本当に私は恵まれた者なのだろうか?おめでとう、と言われるような者なのだろうか?と。
 マリアが戸惑い、考え込んでしまった時、天使はどうしたかというと、さらにマリアに語ります。その言葉がこのようなものでした。
1:30 すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。1:31 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。1:32 その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。1:33 彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」
 天使はマリアに言います。「あなたは神から恵みをいただいた」。その恵みとは何かと言うと、イエスさまのことです。あなたからイエスさまがお生まれになるのです、と天使は言ったのです。それを聞いて、マリアは驚きます。
1:34 マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」
 マリアはヨセフと婚約中でした。それでこのように答えたのです。けれども天使はさらにこのように言います。
1:35 天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。1:36 あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。1:37 神にできないことは何一つない。」
 この天使の言葉から三つのことを聞きましょう。一つは男の子が生まれるというのは、聖霊によること、神さまの力によることです、ということです。それで生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。二つ目はマリアの親類のエリサベトのことです。エリサベトは年を取っていて子供を産むことができないと言われていたのに、もう六ヶ月目です、ということです。そして、三つ目のことですが、「神にできないことは何一つない」。聖霊の話、エリサベトの話から、神さまが言われたことは必ず実現するということを言っているのです。これを聞いたマリアはこのように答えました。
1:38 マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。
 マリアは「わたしは主のはしためです」と言いました。マリアは自分という人間は何者であるかをここで話しています。私は神さまのしもべです、神さまにお仕えする者です。ですから、神さまのお言葉を受け入れます。神さまの言われたことが私の身に、私の人生において実現しますように、と言ったのです。最初は天使の告げた言葉に戸惑い、考え込んでしまったマリアでしたが、天使が告げる神さまの言葉を聞いていくうちに、神さまに対して、心が開かれて、私は神さまのしもべです。神さまの言われる言葉に従っていきます、と言いました。これはマリアの決心です、マリアの信仰告白です。

(むすび)
 さて、今日の聖書の話の途中で、天使がマリアに語った「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」。この言葉が私たちにも語られているのではないでしょうか、と言いました。皆さんはどう思われますか?私は神さまがこの私と共におられる、ということを信じています。だから、私も恵まれた者なのだ、と信じています。クリスマス、おめでとう、という意味は神さまがこの私のためにイエスさまを送ってくださった、与えてくださったことと理解しています。
 ある人はこう言います。「私は神様を信じたのに、ちっとも幸いではない、恵みの人生ではない。神さまは私に何も良いものを与えてくださらない。良いことをしてくださらない」。神様を信じたのに、期待外れだった、という話を聞いたこともあります。では神さまは何も良いものを与えてくださらない方なのでしょうか?良いことをしてくださらない方なのでしょうか?私はそうではないと思います。なぜなら、私は神さまから最も良いものをいただきました、最も良いことをしていただきました。それでは最も良いものとは何でしょうか?それはイエスさまのことです。イエスさまという最も良い贈り物をいただきました。最も良いこととは何でしょうか?それは救いです。イエスさまによって罪と死の滅びから救っていただき、永遠の命に生きる者にしていただきました。最も良いものを与えられ、最も良いことをしていただきましたから、私の人生は幸いです、恵みの人生です。皆さんはいかがでしょうか?お祈りいたしましょう。

祈り
恵み深い主なる神さま
 アドベントの時を過ごしています。神さまは私たちのために最も良いものを与えてくださり、最も良いことをしてくださいました。イエスさまを与えてくださって感謝します。イエスさまによって罪から救ってくださって感謝します。
 マリアは天使の告げ知らせたこと、イエスさまがお生まれになることを聞いても、最初は何のことだか分からず、戸惑い、考え込んでしまいました。人間の言葉、思いでどんなに一生懸命に考えても分かりませんでしたが、天使を通して聞いた神さまの言葉によって、それがどんなに大きな恵みであるかを知ることができました。
 私たちも神さまの言葉に心の耳を傾けて、神さまが教えてくださる真理、本当に大切なことを知り、それに従って生きる者、神さまのしもべとして生きる者としてください。
私たちの救い主イエス・キリストのみ名によってお祈りします。 アーメン

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