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【週報巻頭言】2021年2月14日 だから、立つことができる(フィリピ3章17節~4章1節)

フィリピの信徒への手紙3章21節には、私たちがキリストの栄光ある体と同じ形に変えられるということが書かれています。

「キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。」

お読みした内容は、まだ起こっていない将来の出来事ですから、具体的にはどうなるか、こうなるか、と言うことはできません。しかし、これと共通の内容の聖書箇所がありますので、その箇所も読んでみます(一ヨハネ3章2節)。

「愛する者たち、わたしたちは、今既に神の子ですが、自分がどのようになるかは、まだ示されていません。しかし、御子が現れるとき、御子に似た者となるということを知っています。なぜなら、そのとき御子をありのままに見るからです。」

この言葉から励まされることは、私たちは今既に神の子とされているということです。私たちは神の子、神さまの大切な子供であるということです。この世においては、いろいろな苦しみがあります。しかし、私たちは神さまの大切な子供ですから、私たちを愛しておられる神さまを信頼して、生きていく、生き抜いていくのです。そういう私たちに与えられている将来の希望、それはイエスさまが再びおいでになるとき、私たちもイエスさまに似た者となるというのです。

「だから、わたしが愛し、慕っている兄弟たち、わたしの喜びであり、冠である愛する人たち、このように主によってしっかりと立ちなさい。」

フィリピ4章1節の言葉を読みました。「だから」というのは、この希望があるから、ということです。この希望があるから、私たちは主によって立つことができる。主が私たちを立たせてくださる、生きていくようにしてくださるというのです。主を希望として歩んでまいりましょう。

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