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【週報巻頭言】2023年9月3日 あきらめない主の愛(マタイ8章28~34節)

すると、町中の者がイエスに会おうとしてやって来た。そして、イエスを見ると、その地方から出て行ってもらいたいと言った。(マタイ8章34節)

イエスさまは、悪霊に取りつかれた人たちを救いました。その出来事を知った町中の人たちが、イエスさまに会いに行きました。しかし、彼らは、イエスさまが悪霊に取りつかれた人たちを救ったことには、無関心で、その時に起こった大量の豚のことでイエスさまを邪魔者扱いし、この町から出ていくように、と言いました。

この後の9章1節には、このようなことが書かれています。「イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰って来られた」。結局、イエスさまは、町の人たちに追い出されるような形で、自分の町に帰られた、ということです。これは、とても残念なことですが、大量の豚を死なせてまでも、二人が救われた、というのは、町の人たちにとっては、割に合わない話だったのでしょう。けれども、イエスさまのことを考えてみると、どうでしょうか?イエスさまは、二人の人を救うために、わざわざ向こう岸に渡られたのです。その途上では、激しい嵐にも遭いました(8章23~27節)。大変な思いをして、向こう岸に渡り、そこで悪霊に苦しんでいた二人に出会い、悪霊を追い出し、彼らを正気に戻し、新しい人生に生きることを導かれたのです。しかも、そのことで何も評価されることも、歓迎されることもなく、出ていくように、と言われ、この町を去って行かれたのでした。このようにイエスさまの福音宣教の働きというのは、決して華やかなものではなく、また常に成功を収めるというものでもありませんでした。しかし、イエスさまは、人々の救いのために、この働きを続けられたのです。イエスさまは、拒絶されても、追い出されても、それでも一人一人を愛し続けられたから、あきらめなかったのです。変わることのない主の愛。私たちもこの愛によって救われ、生かされていることをおぼえ、新たにイエスさまに出会う方がありますように祈りつつ、主の後に従っていきたいと思います。

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