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【週報巻頭言】2023年10月15日 「神のもの」として生きる(エフェソ1章1~14節)

あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。(エフェソ1章13、14節)

パウロは、霊的な祝福について語りました。私たちには霊的な祝福が与えられている。私たちは、キリストによって選ばれ、神の子とされ、罪を赦され、天の国を受け継ぐ者とされた。そう言われても、世のただ中を歩む時、いろいろな試練に遭うと、心が揺らぎ、信じられなくなってしまう。本当に自分には、神さまの祝福が与えられているのだろうか?罪が赦されたとか、天の国の希望とか、そんなことは現実ではない、と思ってしまう。そういう私たちにパウロは語るのです。あなたがたが今、どんな状況の中にあっても、あなたがたは祝福されている、霊的な祝福が取り去られることはない。なぜ、そう言えるのか、というと、あなたがたは「約束された聖霊で証印を押された」、「聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証」だから、と言うのです。聖霊、それは、神さまご自身のことです。聖霊が、すなわち、神さまご自身があなたがたに祝福を与えたことを約束しておられる、保証しておられる、とパウロは語っているのです。

「こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです」。私たちは、神さまのみ子イエス・キリストの救いにあずかり、「神のもの」とされました。私たちは神さまのものとして生きるのです。それは、自分の力や知恵を頼りにするのではなく、神さまをよりどころにして生きる、神さまに自分の人生を、自分自身をお委ねして生きるということです。

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