主の言葉を思い出して(ルカ24章1~12節) 【週報巻頭言】2024年4月21日
婦人たちが恐れて地に顔を伏せると、二人は言った。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか。」(ルカ24章5~7節)
女性たちに対して、二人の人はこのように語ります。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ」。イエスさまは、十字架にかけられて死なれたはずです。それなのに、二人の人は、イエスさまのことをこう言っています。「生きておられる方」。イエスさまは生きておられる。イエスさまは生きておられるから、死者の中に捜す必要はないし、墓の中にはおられない。なぜなら、イエスさまは復活されたのだ。「まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい」。女性たちは、二人の人から、あなたがたに主が語られたことを思い出しなさい、と言われたのです。
そこで、婦人たちはイエスの言葉を思い出した。(ルカ24章8節)
女性たちは、主が語られた言葉を思い出したのです。主が、十字架と復活について語られていたことを思い出したのです。彼女たちは、この言葉を思い出してどうしたでしょうか。
そして、墓から帰って、十一人とほかの人皆に一部始終を知らせた。(ルカ24章9節)
彼女たちは、墓から帰って、墓で起こった出来事、そして、思い起こした主の言葉を弟子たちに知らせました。まだこの時、彼女たちは、復活の主に出会っていません。けれども、彼女たちは、主が語られた言葉、十字架と復活の出来事を伝える大切な役割を担ったのです。主の復活を伝えた最初の弟子たちとなったのです。
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