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【週報巻頭言】2021年5月16日 神の言葉を語る者、聞く者にしてくださる主(一テサロニケ2章13~16節)

「わたしたちから神の言葉を聞いたとき、あなたがたは、それを人の言葉としてではなく、神の言葉として受け入れたからです」(一テサロニケ2章13節)とあります。神さまの言葉を語るということ。人間にそのようなことができるのでしょうか?私たち人間は罪深い者です。私たちの口から出ることの多くは、神さまの愛と正しさからかけ離れています。そういう者が神さまの言葉を語ることができるでしょうか?神さまの言葉を聞くということ。人間にそのようなことができるのでしょうか?私たち人間は罪深い者です。私たちの耳は神さまの言葉を正しく聞くことができるでしょうか?

コリントの信徒への手紙一1章21節に「神は、宣教という愚かな手段によって信じる者を救おうと、お考えになった」とあります。神さまは、私たち人間を救うために、「宣教という愚かな手段」をとって、それを行われました。「宣教という愚かな手段」というと、分かりにくいですが、それは私たちのことを言っています。口も、耳も、罪に支配され、汚れているような私たち、そういう愚かな私たちを、神さまはご自分の救いを伝えるために用いられた、ということです。主が私たちを用いられる時、私たちの口が神さまの言葉を語ることができるようになる。主が私たちを用いられる時、私たちの耳が神さまの言葉を聞くことができるようになる。私たちはその恵みにあずかっていることをおぼえ、神さまに感謝したいと思います。

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