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【週報巻頭言】2020年11月15日 私たちの内に働いてくださる方(フィリピ2章12~18節)

「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです。」(フィリピ2章13節)

「あなたがた」というのは私たちのことです。私たちの内に神さまが働いてくださっているのです。そして、この方が「御心のままに望ませ」。神さまのみ心に適ったことを私たちに望ませてくださる。口語訳聖書では「願いを起させ」となっていました。神さまのみ心に適った願いを起こさせてくださるというのです。そして、それを実際に行わせてくださるというのです。私たちはいろいろな願いを持ち、そのことを神さまにお祈りします。私の願いを聞いてください!と祈ります。神さまは私たちが必要なものが何であるかを知っておられ、与えてくださいます。しかし、ここには「御心のままに望ませ」、「願いを起させ」とありますように、神さまのみ心に適った望み、願いのことが言われています。これについては、私たちはまず、神さまに聴く、お尋ねするという祈りが大事だと思います。神さま、あなたが私たちに求めておられることは何でしょうか?そういう祈りを私たちの祈りとしていくのです。そのように祈っていくうちに、神さまの願っておられること、求めておられることが私たちにとっても願いとなり、求めとなっていきます。「キリストの心を心とする」(2章5節の文語訳「汝らキリストの心を心とせよ」)ということです。イエスさまの心と私たちの心が一つになっていくのです。

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