主の恵みを味わう(一ペトロ2章1~10節) 【週報巻頭言】2026年8月9日
あなたがたは、主が恵み深い方だということを味わいました。(ペトロの手紙一2章3節)
「あなたがたは、主が恵み深い方だということを味わいました」とありました。「主が恵み深い方だということを味わ」う。どうでしょうか、私たちは、神さまの恵みを日々、味わい、それを分かち合っているでしょうか。私たちは、毎週日曜日に、神さまを礼拝するために教会に集いますが、お互いの間で、神さまの恵みを分かち合っているでしょうか。救われた喜びを分かち合っているでしょうか。
『天路歴程』という本を書いたことで知られる17世紀のイギリスの牧師でジョン・バニヤンという人がいました。最近、私は、この人の伝記をYouTubeで視聴して、とても励まされましたが、この人の回心の話というのがとても印象的でした。バニヤンの回心、それはどのようなものだったでしょうか。パウロの回心というと、パウロが復活の主に直接、出会ったというものでした。宗教改革者マルチン・ルターの回心、それは落雷の経験を通して、死を意識したというところからの回心でした。ではバニヤンの回心というのはどういうものだったかというと、パウロやルターに比べると、とても地味なものでした。
バニヤンは、行商人として働いていました。その時には、もうすでにバニヤンはクリスチャンになってはいましたが、まだはっきりとした確信はなかったようです。ある時、ある家の戸口で婦人たちが会話をしているのを聞きました。いわゆる井戸端会議というものでしょうか。彼女たちは、どのようなことを話していたかというと、聖書から受けた恵み、神さまの救いの喜びを生き生きとした表情で分かち合っていたというのです。それを聞いたバニヤンは、その会話にとても感銘を受けて、それから後、牧師、伝道者としての働きを志すようになったということです。人々が恵みを分かち合っているその姿がバニヤンの回心をもたらしたのです。「あなたがたは、主が恵み深い方だということを味わいました」。私たちは神さまの恵みを知っています。神さまが恵み深い方だということを知っています。そういう私たちは、これからも神さまの恵みを味わい、分かち合っていきましょう。
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