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私たちが伝えること(マタイ9章27~34節) 【週報巻頭言】2023年11月26日

そこで、イエスが二人の目に触り、「あなたがたの信じているとおりになるように」と言われると、二人は目が見えるようになった。イエスは、「このことは、だれにも知らせてはいけない」と彼らに厳しくお命じになった。しかし、二人は外へ出ると、その地方一帯にイエスのことを言い広めた。(マタイ9章29~31節)

「そこで、イエスが」とあります。主は二人の目の見えない人たちの信仰、信頼を確認され、彼らの目に触れ、このように言われました。「あなたがたの信じているとおりになるように」。主は彼らの信仰を受け止めてくださいました。イエスさまを信頼する心、イエスさまに期待し、イエスさまを希望とする心を受け止めてくださいました。そして、二人の目が見えるようになりました。彼らが見えるようになったのは、彼らの信仰の力、信心ではありません。主が触れ、主が語られたから見えるようになったのです。主のみわざが起こったのです。

彼らは見えるようになって大変喜んだことでしょう。しかし、主は続いて、こう言われました。「このことは、だれにも知らせてはいけない」。しかも、イエスさまは「彼らに厳しくお命じになった」とあります。なぜ、彼らが見えるようになったことを知らせてはいけなかったのでしょうか。イエスさまが私たちの目を見えるようにしてくださった!このことが人々の間で広まったら、多くの人たちがイエスさまのもとに集まって来たことでしょう。イエスさまを信じる人たちも起こされたのではないでしょうか。ところが、イエスさまは、二人の目の見えない人が見えるようになった。このことを知らせてはいけない、と言われたのです。

イエスさまが、二人の目が見えなかった人たちに、ご自分のなさったことを知らせてはいけない、と言われたのは、イエスさまが人々に本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまうこと、イエスさまのことが、誤って伝えられていくことを心配されたためだったのです。イエスという人は、奇跡や癒しを行う人・・・。それだけが一人歩きしていくことを心配されたのではないでしょうか。イエスさまが本当に伝えたいこと、それは、福音です。福音、それはひとことで言うなら、神さまは私たちを愛しているということです。その愛を神さまはご自分のみ子であるイエスさまによって表してくださいました。イエスさまは救い主としておいでになりました。私たちを罪と死から救うために十字架のみわざをなさいました。私たち教会が伝えることは、このことです。私たちは、イエスさまが本当に伝えたいこと、福音を伝えているでしょうか。このことをいつも自問自答していく必要があると思います。

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