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【週報巻頭言】2021年12月12日 成長させてくださるのは神(一コリント3章1~9節)

コリントの教会には、分派争いがありました。お互いに、自分が正しくて、あちらが間違っている、と言い合っていました。そのことをパウロは、それは妬みや争いだ、罪の問題だ、とはっきり言っているのです。そして、あなたがたは肉の人、キリストとの関係においては乳飲み子だ、と言うのです。しかし、パウロはコリントの教会が霊の人として生きるように、そのことを心から願って、語りました。

「アポロとは何者か。また、パウロとは何者か。この二人は、あなたがたを信仰に導くためにそれぞれ主がお与えになった分に応じて仕えた者です。わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。植える者と水を注ぐ者とは一つですが、それぞれが働きに応じて自分の報酬を受け取ることになります。わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。」(一コリント3章5~9節)

私たちはどうでしょうか?争いがあった時、どのようにして、争いをやめますか?お互いが歩み寄って、じっくりと話し合いをしますか?それも良い方法かもしれませんが、パウロはそれとは違う方法を示しました。その方法というのは何でしょうか?パウロが繰り返し、成長させてくださるのは神さま、と言いました。つまり、みんなで神さまを見上げていきましょう、ということです。

アポロという人、パウロという人、それぞれ神さまの働きのために活躍した人たちです。しかし、彼らは神さまではありません。彼らは神さまによって用いられた人たちに過ぎません。「私はアポロにつく」、「私はパウロにつく」と言っていた時、あなたがたは神さまを見失っていた。誰が偉いか、立派か、そんなことを主張し合っていた。でも、大事なことは、神さまが私たち一人一人をご自分の栄光を表すために用いておられるということです。

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